@article{oai:yasuda-u.repo.nii.ac.jp:00000639, author = {佐々木, 誉斗 and Sasaki, Takato}, issue = {51}, journal = {安田学術研究論集, Journal of Yasuda Women's University}, month = {Mar}, note = {本研究は、日本の芸術系旧制専門学校(美術学校)及び芸術系大学において陶磁部門の教育が成立するにあたり、アーネスト・フェノロサや富本憲吉といった最初期の教育者がいかなる指導観を掲げ、陶芸教育の実践を試みたのかを考察するものである。美術学校における陶芸教育成立の背景には、デザイン能力の涵養を図る教育理念の導入と、その発展的応用が検討されてきた歴史的側面が存在する。諸事情で実現に至らなかった構想も少なくないが、陶芸教育成立史の本流に流れ込む支流として、改めてその真価が議論されるべきである。また富本が重視した写生及びスケッチ課題は、粘土を用いた陶芸専門教育とは一線を画し、図案力養成を目的とした特筆すべき授業であった。情操教育と実践指導を関連付けていた彼の指導と理念は、後進教育者にも多大な影響を与えたと同時に、芸術系大学において陶芸教育の根幹が形作られるきっかけとなったのである。}, pages = {57--64}, title = {芸術系大学の陶芸教育黎明期におけるデザイン教育理念の導入構想について ―デザイン能力の涵養を図る新たな日本の陶芸指導観の発現―}, year = {2023}, yomi = {ササキ, タカト} }