@article{oai:yasuda-u.repo.nii.ac.jp:00000632, author = {王, 娜? and Wang, Nating}, issue = {51}, journal = {安田学術研究論集, Journal of Yasuda Women's University}, month = {Mar}, note = {安田女子大学蔵《寿日本成斎太史詩》(図1)は、清末の文人呉昌碩(1844-1927)が日本の漢学者、歴史学者重野安繹(1827-1910)に向けて書した賀寿詩で、五言古詩の体裁により執筆される。その書は丹念な書きぶりで優品と評して差し支えない。  呉昌碩と重野安繹の間に面識はなかったと考えられるが、その詩文からは呉昌碩が重野について熟知していることが理解され、重野との交友を強く願う姿が見て取れる。本稿では本詩文内容を読み解くとともに、日本側資料と対照して本書の執筆年代を割り出し、また、修辞を分析して重野に対する呉昌碩の認識を検討した。  日清戦争終結後、日本の国力を認識した中国の知識人、文人たちの意識は急速に海外へと向かっていく。海外における書、漢学など中国を起源とする文化の価値を正視し、意識的に取り入れようとする個々の活動も始まっており、本作は呉昌碩もそのひとりであったことを示すものといえよう。}, pages = {1--8}, title = {呉昌碩が見る重野安繹 ―安田女子大学蔵《寿日本成斎太史詩》を中心に―}, year = {2023}, yomi = {オウ, ナテイ} }