@article{oai:yasuda-u.repo.nii.ac.jp:00000630, author = {青木, 克仁 and Aoki, Katsuhito}, issue = {27}, journal = {安田女子大学大学院紀要, The journal of the Graduate School, Yasuda Women's University}, month = {Apr}, note = {私達は,典型的事例を通して,物事を学んでいく傾向がある。それゆえ,「善悪」の典型事例を学ぶことなく,いきなり,道徳の領域における非典型的事例である「グレーゾーン」を学び始めるということは想像し得ない。道徳の領域においては,マニ教的な善悪二元論の世界観こそが,典型事例の判断に役立ってきたと言える。子どもは「してはいけないこと」を,有無を言わせず躾られ,それを通して「悪いこと」の概念を学んでいく。世の中には,果たして道徳的に見て,やっていいのか悪いのかが,それほど明瞭ではない領域が存在している。例えば,いじめを傍観する,ということはどうだろうか。積極的に悪いことをしているわけではないし,だからと言って「善行」を為しているというわけでもない。この手の道徳的なグレーゾーンをいかに判断すべきなのだろうか。本論考では,「見て見ぬ振り」のような道徳的なグレーゾーンについて考察する。}, pages = {71--80}, title = {見て見ぬ振りをすることは道徳的にどこまで許容されるのか?}, year = {2022}, yomi = {アオキ, カツヒト} }