@article{oai:yasuda-u.repo.nii.ac.jp:00000584, author = {古山, 友則 and Koyama, Tomonori}, issue = {50}, journal = {安田女子大学紀要, Journal of Yasuda Women's University}, month = {Feb}, note = {ヒトの知覚は進化的に構築された。世界は共通の知覚によって把捉されるかぎりで一様(universe)であった。だが近年、Zwift等の装置を介してヒトは知覚を個人レベルで延長しつつある。VRは重いハードが必要だがARは個人の視野を簡単にカスタムできる。この帰結は甚大である。主知主義者はヒトが独立した理性をもち、この理性が環境を操作できるという。これは誤謬である。進化論に依拠すればヒトの意思決定は環境からアフォードされて成立する。ゆえに種としての一様な知覚がARによって解体され、世界が多様(multiverse)になればヒトの生息条件は歴史と断絶する。世界は物理的実体ではない。知覚によって構成され、計算能力の投入によって変化する情報的実体である。近未来のヒトは宇宙空間ではなく情報によって構築された仮想空間に旅する。この帰結が公益の私益総計への徹底的な変換を伴えば、社会の基本条件が破壊されるだろう。ゆえに私たちは議論を必要としている。}, pages = {29--36}, title = {ヒトが直面している生息条件の非連続性について ―ARとコムニタスから考える―}, year = {2022}, yomi = {コヤマ, トモノリ} }