@article{oai:yasuda-u.repo.nii.ac.jp:00000558, author = {戸井, 佳奈子 and Toi, Kanako}, issue = {49}, journal = {安田女子大学紀要, Journal of Yasuda Women's University}, month = {Feb}, note = {観光立国推進基本法の成立は、日本全国に観光産業を育成する機運を高めるきっかけとなった。それから十数年を経た現在においても、広島県の観光産業は県の基幹産業に育ったとは言えない。なぜ、有数の観光資源を有する広島県において、観光産業が十分に成長してこなかったのか。何が問題なのかを、本稿では考察する。その主要な原因が、「瀬戸内海の道構想」というグランドデザインが存在するにもかかわらず、その戦略やその仕組みが、交通ネットワークなどの他の施策も踏まえ、体系的に構築されていないことにあることを明らかにする。また、経済の自立性、及び、そこに至るまでの経済構造の変化を経路依存性や補完性の視点から分析することにより、広島県の観光産業が十分に成長してこなかったのは、第二次産業を発展させ、自立性の高い経済を構築することが、第三次産業を育成するよりも有利であるとする戦略的補完性が存在していたゆえに、観光産業を一つの基幹産業として育成しようとするインセンティブが働かなかったことを示す。}, pages = {247--258}, title = {広島県の観光政策に関する構造的分析 -福岡県の観光政策との比較をもとに}, year = {2021}, yomi = {トイ, カナコ} }