@article{oai:yasuda-u.repo.nii.ac.jp:00000487, author = {野邊, 政雄 and Nobe, Masao}, issue = {48}, journal = {安田女子大学紀要, Journal of Yasuda Women's University}, month = {Feb}, note = {岡山県鏡野町富地域は中国山地の麓にある山村である。筆者は、2006年から富地域で高齢者を対象にサーベイ調査と聞き取り調査を実施してきた。富地域には商業施設や生活関連施設がきわめて少ないから、暮らすのは不便である。にもかかわらず、多くの高齢者が富地域に居住していた。富地域での調査で、筆者は高齢者が富地域に住み続ける理由を明らかにし、高齢者がそこに住み続けられる仕組みを解明しようとした。筆者はそのデータを分析し、いくつもの論文をこれまでに執筆してきた。本稿では、それらの論文の知見を引用しながら、筆者が富地域の研究で全体として何を解明したかをまとめ、紹介する。そして、高齢者が山村に住み続けられるようにする有力な適応戦略の1つが、「近距離別居」であることを指摘する。つまり、子ども(夫婦)と高齢者が同居していなくとも、高齢者の近くに別居子(夫婦)がたいてい居住しているから、高齢者はそうした近親者からソーシャル・サポートを入手しやすい。そうしたサポートのおかげで、高齢者は山村に住み続けることができるのである。}, pages = {99--106}, title = {過疎山村に居住する高齢者の適応戦略}, year = {2020}, yomi = {ノベ, マサオ} }